人材育成の課題から、学び、考える!

人材育成に力を入れている、いつもお世話になっているKさんから、介護事業所の人材育成に関する課題を3ついただきました。この3つの課題は、介護事業所の人材育成にとって、とても重要なことと思い、掲載させていただきました。



3つの課題は、管理者(施設長)の人材育成マネジメントの課題かと思います。人材不足が加速化している事もあり、本当に多様な人材が施設に入ってきています。この多様な人材を、戦力化していかなければならないのが、介護の社会であり、施設単位というよりも、法人という組織でも向き合っていかなければならない課題かと思います。

※人材マネジメントの仕組みを構成するパーツには、採用、育成、配置・異動、評価、報酬、昇進・昇格などがあります。


前回のブログで、製造業のコンサルから見た介護事業所の課題の一つです。




Kさんからの課題を一言でいうと、上記の「現場のマネジメント力が弱い」ではないでしょうか。

ここで考えてもらいたいのは、人材育成ではこのマネジメントを「管理」として位置づけるのではなく、支援」という言葉で考えてもらいたいのです。
 

中原淳.職場学習論‐仕事の学びを科学する.
東京大学出版会,2010148p.



右図は、「職場学習論」での職場学習のモデル図です。
職場=現場での職員の関わりを表しています。
職場学習のモデルの組織風土にするためには、
現場の施設長の力量によると筆者は言っています。
 管理者(施設長)は、大変ですね。ここで言う「現場のマネジメント=支援力」、
また、Kさんの課題にあった組織風土は、
簡単に習得できる話ではありませんが、
中長期で人材=人財を育成する視点を持つ事で
できると私は信じています。




とは言っても、現場には、本当に多様な人材がいます。その多様な人材に対して、前のエッセイで書いた職場の5割の人が、職場を良くしていこうという気持ちになった時、はじめて施設は、大きく動き始めると思っています。(すみません、5割の根拠はないです。)その5割にするためには、組織としての仕掛けが必要ですね。 

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