今回のエッセイは、「8月6日に、A法人部長からいただいたメール」から介護職員の育成課題についての考えと、
私がエッセイを書いている理由についてです。
人材育成が、ここ10年で大きく変化している。その通りだと思います。
介護業界の根本的な課題の中で、医療と違い「資格ない人」でも「資格ある人」と同様な仕事ができる仕組みこそが、介護業界の根幹的な課題ではないかと私は思っています。
10年前までは、人が足りていないといえども、求人において人を選ぶ事ができました。しかし、数年前から、人を選ぶことができなく、来る人拒まずの傾向が続いています。
国も明確に多様な人材の採用を推し進めています。
このあたりが、いただいたメールでの「単に育成というより倫理と道徳と適正が教育に大きく左右し施設の差にも繋がる」ことにも繋がってきているのではないでしょうか。
この根幹的な課題「資格ない人」でも働けることは、今さら国も変更できません!
そして昨今の「人がいない」です。倫理や道徳と個々の適正など含めた介護職員育成のあり方自体がこの10年で大きく変換しているのです。
いただいたメールで、「施設長の考えで差が大きい」は、施設長自身また法人がこの実態についてこられているのか、今までの育成のあり方でいるのか、これからの時代に乗ってこられるのか、このことこそが、これからの介護業界の根幹の課題になってきます。
法人、施設、職員の覚悟が必要な時代です。
「人がいません」そして今後、外国人の助けが必要になってきます。これを受け止められますか?
「やりがい」「誇り」を持って仕事していても、施設で働いている人たちは、将来のことに不安を持ちながら仕事しています。「人がいない」「人が辞めていく」「入ってくる人は、多様な人たち」「働いて職場は、年々、人が少なくなっていく」どうすればいいの、こんなに頑張って働いても・・・。
私がエッセイで書いてきているのは、多様な人材を受け入れていく時代に対して、今ならまだ「人材の育成」の質を変革していく事ができる。それには、法人、施設、職員が「人材の育成」の新たな必要性を認め、前に向くことではないかと考え書き続けています。
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