福祉人材確保専門委員会の提言、実施できますか?

下記提言に対して、それぞれの事業所ではどのように考えていきますか?

厚生労働省の社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会は、201410月に設立され、2025年介護士が38万人不足することに伴い「2025年に向けた介護人材の確保~量と質の好循環の確立について~」をとりまとめ、201710月に報告書「介護人材に求められる機能の明確化とキャリアパスの実現に向けて」を提出し具体策を提言しています。 

出典:厚生労働省 第20回社会保障審議会福祉部会 平成29年12月18日資料

多様な人材が携わる介護の現場において、介護職のグループによるケアを推進していく上で、目指すべき介護人材のキャリアパス全体像を提言しています。
 
ここで言うグループのリーダーとは、フロアリーダー、ユニットリーダーになります。
主任や課長でなく、現場のリーダーに焦点を当てています。



出典:厚生労働省 第6回社会保障審議会福祉部会 平成28年10月5日資料

人材確保専門委員会の提言では、一定のキャリアを積んだ介護福祉士がグループのリーダーとしてチーム内の介護職に対する指導・教育・フォローを行うことで、チームケアにおける提供する介護の質の向上と人材の定着の促進を期待しています。

グループのリーダーが核となっています。
人材確保専門委員会の調査では、リーダーは階層別研修で学んではいるが、振り返る場がなく、またチームメンバーへの落とし込みがないため、介護職の統合力や人材育成力などの能力が求められているものの、十分に発揮できていないとしています。


国および多くの有識者が5年かけての提言です。

いかがでしょうか?


現場のリーダー職の現況を考え、人材確保専門委員会が求めるリーダー育成ができますか?

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